PM手法/ツール編

進行管理用のチャットツール3選

    プロジェクトマネジメントにおいて、効率的なコミュニケーションは成功の鍵を握ります。特にIT業界では、リモートワークの普及により、オンラインでのやり取りが増えています。ここでは、進行管理に役立つチャットツールを3つ紹介し、それぞれの特徴と活用法について詳しく解説します。

    チャットツールとは

    チャットツールとは、インターネットを介してリアルタイムにメッセージの送受信ができるコミュニケーションツールです。メールとは異なり、即座にやり取りができるため、迅速な意思決定や情報共有が可能です。チャットツールは、プロジェクト管理において以下のような利点があります。

    1. リアルタイムコミュニケーション:即時にメッセージを送受信できるため、迅速な意思決定が可能です。
    2. 情報の一元管理:プロジェクトごとにチャネルやスレッドを作成し、情報を整理して管理できます。
    3. コラボレーションの促進:ファイルの共有やタスク管理機能を備えており、チーム全体の連携を強化します。

    それでは、具体的なツールを見ていきましょう。

    チャットツール3選

    ここではよく利用されている3つのチャットツールに絞ってご紹介します。

    Slack

    特徴

    Slackは、シリコンバレー発の人気チャットツールで、多くの企業やチームで利用されています。直感的なインターフェース豊富な機能が特徴です。

    • チャネル機能:プロジェクトやチームごとにチャネルを作成し、トピックごとに情報を整理できます。
    • インテグレーション:数千ものアプリと連携可能で、Trello、Google Drive、GitHubなどと統合できます。
    • 検索機能:過去のメッセージやファイルを簡単に検索でき、必要な情報をすぐに見つけることができます。

    利用方法

    Slackをプロジェクト管理に活用する際は、以下のポイントに注意します。

    1. チャネルの整理:プロジェクトごとにチャネルを作成し、情報を整理しましょう。例えば、「#プロジェクトA_進行管理」「#プロジェクトB_デザイン」など、具体的な名前をつけると良いです。
    2. インテグレーションの活用:プロジェクト管理ツールやクラウドストレージと連携し、情報共有を効率化します。特にTrelloやAsanaとの連携は便利です。
    3. リマインダー機能:重要なタスクやミーティングを忘れないようにリマインダー機能を活用します。

    無料版と有料版の主な違い

    • 無料版
      • メッセージ履歴:最近の90日間のメッセージのみ閲覧可能。
      • ファイルストレージ:チーム全体で5GBまでのファイルストレージ。
      • アプリ連携:最大10個の外部アプリケーションとの連携が可能。
      • 音声・ビデオ通話:1対1の音声通話とビデオ通話のみ可能。
    • 有料版
      • メッセージ履歴:すべてのメッセージの履歴が無制限にアクセス可能。
      • ファイルストレージ:ユーザーごとに10GB(Standardプラン)または20GB(Plusプラン)のストレージ。
      • アプリ連携:無制限の外部アプリケーションとの連携が可能。
      • 音声・ビデオ通話:グループ音声通話とビデオ通話、画面共有機能も利用可能。
      • セキュリティ:シングルサインオン(SSO)、データ損失防止(DLP)、監査ログなどのセキュリティ機能。
      • サポート:優先サポートと99.99%のアップタイム保証(Service Level Agreement, SLA)。

    Chatwork

    特徴

    Chatworkは、日本企業向けに特化したチャットツールで、多くの中小企業やスタートアップで採用されています。シンプルなインターフェースと日本語対応が強みです。

    • タスク管理:チャット内でタスクを管理し、誰が何をするかを明確にできます。
    • グループチャット:プロジェクトごとにグループを作成し、メンバー全員が情報を共有できます。
    • ビデオ通話:ビデオ通話機能を使って、リモート会議を簡単に行えます。

    利用方法

    Chatworkをプロジェクト管理に活用する際は、以下のポイントに注意します。

    1. タスク管理の徹底:チャット内でタスクを管理し、進捗状況をリアルタイムで把握します。タスクの期限や担当者を明確に設定しましょう。
    2. グループチャットの活用:プロジェクトごとにグループを作成し、情報共有を円滑に行います。定期的なミーティングや進捗報告もグループ内で行うと効果的です。
    3. メンション機能:重要なメッセージはメンション機能を使って関係者に通知し、見逃しを防ぎます。

    無料版と有料版の主な違い

    • 無料版
      • チャットルーム:チャットルームの数に制限はなし。
      • メッセージ履歴:過去40日分のメッセージ履歴のみ閲覧可能。
      • タスク管理:基本的なタスク管理機能が利用可能。
      • ファイルストレージ:500MBまでのファイルストレージ。
    • 有料版
      • チャットルーム:無制限に利用可能。
      • メッセージ履歴:すべてのメッセージの履歴が無制限にアクセス可能。
      • タスク管理:高度なタスク管理機能が利用可能。
      • ファイルストレージ:10GB(Personalプラン)、100GB(Businessプラン)のストレージ。
      • ユーザー管理:管理者機能によるユーザー管理とアクセス権限の設定が可能。
      • セキュリティ:IPアドレス制限や二要素認証などの追加セキュリティ機能。
      • サポート:優先サポートが提供される。

    Teams

    特徴

    Microsoft Teamsは、Microsoftが提供する統合型コミュニケーションツールで、Office 365とシームレスに連携します。企業向けの強力な機能が多数搭載されています。

    • チャット機能:個別チャットやグループチャットでリアルタイムにコミュニケーションが取れます。
    • ファイル共有:OneDriveと連携し、ファイルの共有や共同編集が簡単にできます。
    • 会議機能:ビデオ会議やウェビナーを簡単に開催でき、リモートワークに最適です。

    利用方法

    Microsoft Teamsをプロジェクト管理に活用する際は、以下のポイントに注意します。

    1. チャネルの活用:プロジェクトごとにチャネルを作成し、情報を整理します。チャネル内での会話やファイル共有を一元管理することで、効率的に情報を共有できます。
    2. ファイル共有と共同編集:OneDriveやSharePointを利用して、ファイルを共有し、リアルタイムで共同編集します。これにより、最新の情報を常に把握できます。
    3. 会議機能の活用:定期的なミーティングや緊急会議をTeams上で開催し、プロジェクトの進捗状況を確認します。会議の録画機能も活用すると、後で見直すことができます。

    無料版と有料版(Microsoft 365 Business Basic、Standard、Premiumなどのプランに含まれる)の主な違い

    • 無料版
      • メッセージ履歴:すべてのメッセージの履歴が無制限に閲覧可能。
      • チャットと検索:無制限のメッセージと検索が可能。
      • 音声・ビデオ通話:1対1とグループの音声通話とビデオ通話が可能。
      • ファイルストレージ:チーム全体で2GB、個人で2GBのファイルストレージ。
      • コラボレーション:リアルタイムでのOfficeアプリとのコラボレーションが可能。
    • 有料版
      • メッセージ履歴:すべてのメッセージの履歴が無制限に閲覧可能。
      • ファイルストレージ:ユーザーごとに1TBのファイルストレージ。
      • 音声・ビデオ通話:大規模なオンライン会議やウェビナーが可能、会議録画機能が利用可能。
      • セキュリティ:高度なセキュリティ機能(データ損失防止、情報権利管理、エンドツーエンドの暗号化など)。
      • 管理機能:IT管理者向けの詳細な管理機能やレポート機能。
      • Officeアプリ:Word、Excel、PowerPointなどのOfficeアプリが含まれる。
      • サポート:24時間365日の電話およびWebサポートが提供される。

    まとめ

    プロジェクト管理におけるコミュニケーションツールの選定は、チームの生産性やプロジェクトの成功に大きく影響します。Slack、Chatwork、Microsoft Teamsのそれぞれが持つ特徴を理解し、プロジェクトやチームのニーズに合ったツールを選ぶことが重要です。

    • Slackは、豊富なインテグレーションと柔軟なチャネル機能が強みで、グローバルに展開するプロジェクトや大規模チームに適しています。
    • Chatworkは、日本語対応のインターフェースとシンプルな操作性が魅力で、中小企業やスタートアップに最適です。
    • Microsoft Teamsは、Office 365とのシームレスな連携と強力な会議機能が特徴で、企業全体のコミュニケーションとコラボレーションを強化します。

    各ツールの特性を最大限に活用し、効率的なプロジェクト管理を実現しましょう。プロジェクトマネージャーとして、最適なチャットツールを選び、チームの連携を強化することで、プロジェクトの成功に寄与することができます。

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