ミニマム経営手法

収益を安定させるために意識したいこと、常駐案件のメリットとデメリットについて

    IT業界において、収益を安定させるために多くのフリーランスエンジニアやPMが選択する方法の一つが「常駐案件」です。常駐案件とは、クライアント企業に定期的に訪問、あるいはリモートで、指定された時間や期間、その企業のプロジェクトに参加する契約形態です。稼働時間により変動はあり得ますが、一定の固定収入が得られるため、事業計画を立てやすくなります。

    常駐案件の最大のメリットは、クライアントとの長期的な関係を築くことで安定した収益が期待できる点です。特に大手企業や安定したプロジェクトの場合、継続的な契約が見込まれ、収入が安定します。また、常駐することでプロジェクトに深く関与でき、クライアントの要望や課題を直接的に理解しやすくなります。

    しかし、この契約形態にはデメリットもあります。長期間の常駐は、フリーランスならではの柔軟性を損なう可能性があります。特に、一定の時間を拘束されるため複数のクライアントやプロジェクトを掛け持ちする余裕がなくなり、新しいチャンスを逃すリスクが生じます。

    この記事では常駐案件のメリットとデメリットについて書いてみます。

    常駐案件をリモートにしたり、週4、週3など徐々に減らしていく

    近年、リモートワークの普及により、常駐案件の形態も多様化しています。エンジニアもPMも、IT人材が全体的に不足している状況が深刻化しているため、訪問ではなくリモート勤務とさせて頂いたり、週4日勤務や週3日勤務といった形で常駐日数を減らすような交渉も通りやすくなってきています。

    このように交渉することで、常駐案件による収益の安定を維持しながら、フリーランスでのメリットを活かして時間の柔軟性を確保することが出来るようになります。

    このように時間の柔軟性を少しずつでも確保することで、他のクライアントへの提案や自己学習の時間に充てることが出来るようになります。このような調整は、収入の安定と成長を両立させるための重要な戦略となります。

    ただし、クライアントとのコミュニケーションが重要となるため、リモートワークや勤務日数の削減を提案する際には、十分な信頼関係を築くことが前提となります。

    常駐案件に出向している状態を維持するのは良くない?

    長期間、同一の常駐案件に従事することは、収益の安定をもたらす一方で、キャリアの停滞を招くリスクがあります。特にIT業界は技術の進化が速く、新しいスキルや情報を常にキャッチアップすることが求められます。

    常駐先での業務がルーティン化し、新しい挑戦や学びの機会が少なくなると、自身の市場価値が下がる、もしくは市場価値が下がっていることに自分自身で気付かない可能性があります。

    新しい情報や技術をキャッチアップしづらくなる

    常駐案件に長期間従事すると、新しい情報や技術の習得が難しくなることがあります。日々の業務に追われ、最新技術の勉強や業界トレンドの把握が後回しになりがちです。これにより、業界の進化に取り残されるリスクが高まります。

    特に、IT業界では新しい技術が次々と登場し、それらを適切に活用できるかどうかが大きな競争力の差となるため、意識的に学習時間を確保することが重要です。

    そのため、同じ現場に出向する期間が長ければ長いほど、いざ他社の案件に携わろうとした際に、浦島太郎状態になってしまう可能性があります。

    これは技術だけでなく、商習慣や対人コミュニケーションにおいても同様です。

    納品責任の意識が薄れてしまう

    長期間同じ常駐先で働くことで、納品責任の意識が薄れる可能性もあります。

    常駐案件は基本的に「準委任契約」のため、「納品責任がない」契約です。そのため、クライアントとの信頼関係が強固になる一方で、成果物の品質や納期に対する意識が低下しがちです。理由としては、稼働時間が定められている契約のため、「早く実装した方が損」=「最低限の要求に応えながら、時間を経過させる方が得」という感覚になってしまうことにあります。

    契約についてはこちらの記事もご覧ください。

    フリーランスとしての本質的な価値は、高品質な成果物を提供し続けることにあります。そのため、常に高いパフォーマンスを維持するために自分自身のモチベーション管理が求められます。

    収益を安定させるために意識したいこと

    収益の安定は、個人事業主やフリーランスにとって非常に重要な課題です。以下のポイントを意識することで、安定した収入を得るための基盤を築くことに繋がります。

    1. 常駐先とのコミュニケーションの中で、案件を頂けるようにコミュニケーションをとる

    まず、常駐先との良好なコミュニケーションが重要です。クライアントとの信頼関係を築くことで週3や週4といった提案を聞いてもらえるようになる可能性もありますし、常に価値を提供できるよう努めることで、新たな案件やリピート契約を得ることにも繋がります

    また、クライアントが抱える課題やニーズを積極的にヒアリングし、自分が提供できるソリューションを提案することで、新たなビジネスチャンスを創出することにも繋がります。

    2. 広告収入を目的としてブログやメディア運営に工数を割く

    次に、自分の専門性を活かしてブログやSNS等のメディアを運営し、広告収入を得ることも一つの手段です。特に、IT業界におけるトレンドやノウハウを発信することで、自分のブランド力を高めると同時に、収益源を多様化させることができます。

    ブログやSNS等のメディアの運営には時間と労力が必要ですが、長期的に見れば収益の安定に寄与する可能性が高く、技術以外にマーケティングの知見も身につくため、結果として自身の価値向上にも繋がります

    3. 継続的な自己学習と新技術への投資

    最後に、継続的な自己学習と新技術への投資が不可欠です。IT業界は変化が激しいため、常に新しいスキルや知識を習得し続けることが重要です。

    セミナーやハッカソンへの参加、技術書の購読などを通じて、自分自身のスキルセットをアップデートし、クライアントに対して常に新しい価値を提供できるよう努めましょう。

    まとめ

    • 常駐案件のメリット:収益の安定
    • 常駐案件のデメリット:長期間継続することで、自分自身の価値が下がりかねない

    収益を安定させるためには、常駐案件をうまく活用することが一つの方法です。しかし、長期間の常駐はリスクも伴うため、リモートワークや勤務日数の調整を通じて時間の柔軟性を確保することが重要です。

    また、自己学習を怠らず、常に新しい技術や情報をキャッチアップすることで、市場価値を維持し続けることも重要です。収益の安定とキャリアの成長を両立させるために、バランスを取りながら戦略的に行動するよう意識しましょう。

    以上、収益を安定させるために意識したいこと、常駐案件のメリットとデメリットについてでした。

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