良い仕事をしていれば、お金は後からついてくる。そんな感覚、とても大切だと思います。ただし、そのためには「自分が動いた価値」を常に意識することで、「自分の価値」を自覚することがとても重要だと考えます。この記事では、行動に対する効果=費用対効果について書いてみます。
①行動に対して時給換算してみる
「時は金なり」という格言、一度は耳にしたことがあると思います。「Time is money」など、多くの言語で共通の表現があるこの格言が言わんとする意味、それは言葉の通り「時間はお金と同じく重要なので、無駄にしてはいけない」ということです。
仕事をしていても、気分転換で運動していても、眠っていても、過ぎる時間は同じです。あなたがもし人月80万円でお仕事をする人の場合、人日は4万円、人時=時給に換算すると5千円になりますが、1時間が経過するということは、「5千円を得る機会である1時間を使っている」という意味にもなります。
時間を奪う人=時間泥棒タイプの人に注意する
特にビジネスの場において、人の時間を軽く考える行動をする人=時間泥棒タイプの人には要注意です。時間泥棒タイプの人は下記のような行動が多い傾向にあると思います。悪気はなくとも、あなたの時間をどんどん奪ってしまいかねませんので、これらのような人がいても流されないよう注意しましょう。
- 打ち合わせの議題(アジェンダ)が無い
- 決定事項が不明確なため、何も決まらない意味のない時間になりかねない
- 「打ち合わせをすること」だけが決まっていて、「打ち合わせすれば何かが進むはず」という思考になっている人がいる
- 打ち合わせの議題が終わったのに時間いっぱいまで別の話や雑談で使おうとする
- 「時間まだありますよね」と言いつつ「時間いっぱい使わなければいけない」という思考になっている人がいる
- 文章でまとめられないため電話する
- 文章にまとめられない状況のため、要点が曖昧で長くなる傾向がある
- 急に直電話をかけてくる
- 相手の都合を考えていない
- 話がなかなか結論に至らない
- 情報の整理が出来ていない
- 自分で出来ることでもお願いしてくる
- 頼めばやってもらえるという思考になっている人がいる
②打ち合わせの例で費用対効果を考えてみる
案件によりますが、特に長期案件においては「定例」が設定されることがよくあります。「毎週月曜日の13時」というように週次定例であればまだ良いのですが、「毎日10時から朝会」「毎日17時から夕会」というように日次定例を設けることもあります。加えて「分科会」と称した定例が増え、臨時打ち合わせが入り、、、というように打ち合わせが増え、気付けば週に10回程度の打ち合わせがあった、ということも珍しくありません。
もちろん状況によって短期的には集中して打ち合わせを繰り返した方が良い場面はあります。ただ、筆者の個人的な考えとしては、これらのような「打ち合わせ」に使う時間はなるべく必要最低限にした方が良いと考えます。
例えば上記の例で週に8回の打ち合わせがあった場合、1日分を潰していることと同じ意味になります。週5日の稼働日のうち1日分、割合でいうと20%を打ち合わせに使っていることになります。
不要と感じる打ち合わせはなるべく不参加とさせて頂く
「参加しているだけ」「何も進まない/決まらない」という打ち合わせは最も危険です。そのような打ち合わせがある場合は失礼のない範囲で、不参加とさせていただく方向で丁寧にお伝えして調整した方が良いでしょう。
③自動販売機でジュースを買う例で費用対効果を考えてみる
ジュースに限らず、お茶やコーヒーなど日常的に使用する機械がある自動販売機。同じ商品なのに、場所が違うだけで価格が数十円変わることもざらにありますよね。この「場所の違い」と「金額の違い」に着目して、自動販売機でジュースを買う例で費用対効果を考えてみましょう。
遠くの100円か近くの130円か
自分のよく飲む缶コーヒーがすぐ目の前の自動販売機なら130円、5分歩けば100円だとします。どちらも商品は同じ。このような場合の「5分歩く」ことと「金額の違い」について、以下のように考えることができます。
- 金額で比較すると30円の違い
- パーセンテージで比較すると30%ほど違う
- 自分が1時間5,000円の価値と設定すると、往復で10分=800円強の時間を使うことにもなる
- 歩くついでに電話の用事を済ませることも出来る
- 往復で10分歩くことが健康のためとも考えられる
- 歩きながら考え事をすると新たな発想が生まれることもある
- 歩くことで気分転換にもなる
ここで重要なことは、「常に費用対効果について多角的に考え、総合的に比較検討してから行動する」という習慣を日常的に意識しておくことで、いざビジネスの場となった時に応用できることが多いということです。
費用対効果について多角的に考える
費用対効果については、単純に「安ければ良し」「早ければ良し」というわけではありません。前項の自動販売機の例ですと、効果を考えるにあたり健康面や精神面も含めてみました。これは案件受注の時も同様で、例えば炎上案件など困難な条件でも快く引き受けることで、相手に対して「貸しを作る」という状況になり、中長期で考えると費用対効果が高い、という判断にも繋がります。
何かを判断するときに、常に「メリット/デメリットを考える」「自分の決断や行動に意味を持たせる」という習慣をつけることで、決断や行動に対する根拠が明確になります。
補足:身内や友人に対しても同じように費用対効果を求め過ぎないように注意
「常に費用対効果について多角的に考える」「メリット/デメリットを考える」などと書かせて頂きましたが、身内や友人に対しては求め過ぎないように注意しましょう。妻や彼女が話を聞いてほしい、延々と世間話をしながらお酒を飲む友人、このような場面で「早く終わらせてほしい」といったことを言ってしまった時には、一気に気まずい雰囲気になるでしょう。
費用対効果を根拠とした言動は、プライベートには持ち込まないように注意しましょう。
まとめ
いかがでしょうか。知らず知らずのうちに時間泥棒に時間を奪われ、モヤモヤしてきた人は、無意識のうちに費用対効果を基準としていたのかもしれません。自分自身で明確に費用対効果を意識することで、効率の良い仕事にも繋がりますし、自分の決断や行動に対する根拠となることで、信用を得ることにも繋がります。結果としてこれが「自分の価値」に繋がると考えます。
以上、常に費用対効果を意識して自分の決断や行動に意味を持たせることについてでした。








